どんな教育法なの?
モンテッソーリ教育ってよく聞くけれど、一言で言うとどんな教育なのでしょうか。
特殊な用語が多く、分かりづらいモンテッソーリ教育ですが、
子育てに悩んでいたところをモンテッソーリ教師に救われ、教師資格取得に向け学習中の私が、
モンテッソーリ教育の特徴や受けることのメリットについて、分かりやすく解説していきます!
モンテッソーリ教育を一言で言うと何か?
モンテッソーリ教育って難しそう…
そんなイメージをお持ちの方に、モンテッソーリ教育をどんな教育法なのか一言でお伝えすると、
子供の自立を助ける教育法
だと思います。
モンテッソーリ教育は近年著名な方々が受けた教育法ということで、瞬く間に注目を浴びることになりましたが、
実は100年以上前にイタリアの女医・マリアモンテッソーリが確立した科学的教育法です。
「科学的教育法」と言うとさらに難しく感じてしまうと思いますが、
人間が生まれ持ってきた自立する能力を大人が見守り、手助けしてあげるというと分かりやすいのではないでしょうか。
子供は大人に教えられる存在なのではなく、子供には自己教育力があるので、
その自己教育力を信じ、大人の迷惑にならない方法で、満足するまでやらせてあげることが、子供の自立につながっていきます。
大人は子供に教える
大人は子供の自立をサポートする
モンテッソーリ教育の特徴とは?
モンテッソーリ教育では、普段あまり聞かないような用語が使われているので、難しく聞こえてしまう理由はここにあるかも知れません。
特に「敏感期」という概念が取り入れられているのが特徴的ですが、
「敏感期」とは、幼少期の子供が将来生きていく力を身につける為に、
何かに強い興味を持って、同じことを何度も何度も繰り返す特定の時期のことを言います。
この敏感期の時期にいる子供に、大人は教具や用具など、適切な環境を提供することで、
子供は強く集中し(集中現象)、情緒の安定した人間へと育っていくことができると考えられています。
- 自ら積極的に行動しようとする自発性
- やればできるという自信と忍耐心を得る
- 手や指先が器用になる
- 観察力・注意力が増す
- 深い知識・高い技能が身についてくる
- お仕事を好むようになる
- 情緒が安定する
- 他人への親切心や愛情が育つ
- 規律や秩序を重んじ、従順さが養われる
このように子どもを一人の人格として発育させるために、大人がすべきことは、
子供が安心してお仕事に取り組める環境の整備と、お仕事や用具の使い方をきちんと提示することです。
モンテッソーリ教育のメリット!受けた子供はどうなる?
子供が集中してお仕事できるようになると、目と手が一緒に動くことで脳細胞が急激に刺激されるようになります。
幼い頃から手指を動かし、前頭葉を使いこんでいくと、将来的にも物事を道筋立って考えられるようになったり、
計画性を持った大人に育つと言われています。
そのためかアメリカでは「世の中はモンテッソーリ教育で育った人が動かしている」と言われているほど、注目が集まっています。
世界では…
- イギリスのウィリアム王子
- Googleの創業者ラリー・ペイジやサーゲイ・ブリン
- Amazonの創業者ジェフ・ベソス
- Wikipediaの創業者ジミー・ウェルズ
- Microsoftの創業者ビル・ゲイツ
- Facebookの創業者マーク・ザッカーバーグ
- 経営学の巨人 ピーター・ドラッカー
- オバマ元大統領
- ヒラリークリントン
日本では…
- 将棋の藤井聡太さん
- 柔道の大野将平さん
- 卓球の石川佳純さん
- 卓球の平野美宇さん
など、錚々たる優秀な方々がモンテッソーリ園出身という事実があります。
モンテッソーリ教育を受けることで「正常化」した子供は、「より良い善」が自分で判断できるようになっていきます。
大人がいないところでも、誰かに指図されなくても、
自分がどのようにすればいいのかを考え、責任感を持って行動ができるようになるのです。
「モンテッソーリ教育とは何か」まとめ
一見分かりづらいモンテッソーリ教育について、「どんな教育法なのか」という点を簡単にご紹介しました。
- 子供には自己教育力があり、大人に教えられる立場ではない
- 大人は子供の自立をサポートする存在
- 幼少期の子供には大事な敏感期がある
- モンテッソーリ教育を受けた子供は自ら考え、主体的に動けるようになる
古くから日本で伝えられてきた教育法とは、180度異なる部分も多かったので、驚かれたところもあるかも知れません。
私も初めてモンテッソーリ教育について知った時は、目から鱗が落ちる経験をし、どんどんのめり込んでいきました。
一度モンテッソーリ教育について学んでみると、子供の見方がガラッと変わり、子育てが楽になるはずです♪
ぜひ書籍などを読んでみてください!