専業主婦だった私が一時保育を約半年利用してみた感想をご紹介します。
保育園は育休明けで会社に復帰するママたちの利用するところだと思っていませんか?
実は一時保育として専業主婦の方でも子供を預けられる保育園があるのです。
専業主婦なのに一時保育なんて罪悪感を感じない?
実際はそれ以上に良かったことも沢山ありました。
もくじ
専業主婦なのに 一時保育 ! 初日は罪悪感がたっぷり・・・
初日は9時からお昼寝前の12時までの 3時間を慣らし保育として預かっていただけるとのことでした。
保育園について、ママとの別れを惜しんで泣いている子どもたちがわんさかいる中で、
当初は何が起こったのか、どこに連れてこられたのか分からず、ポカンとしていた息子。
でも、しばらくして自分にこれから起きることが分かってきたのか、しだいに私の足をギュッと握りしめて離れなくなりました。
私が離れようとすると号泣し、出ていく時もずっとこちらを見て泣いていました。
分かってはいたものの、泣き叫ぶ息子を見ながら置いてくることは、胸を引きちぎられる思いでいっぱいになりました。
更には私は他のママたちのように、今から出勤するわけではないのに・・・
という思いから罪悪感が半端なかったです。
一時保育で預けてみて見れた数々の変化
息子の変化
- 遊びのバリエーションが増えた。集中して細かい遊び方をするように。
- さらに人と絡むようになった。
- 褒められると喜んで何度もやるようになった。
- おかずを食べるようになった。
- お茶たくさん飲めるようになった。
今まではほとんど他の子どもとの交流がなかった息子ですが、保育園で同じ空間で他の子どもたちと一緒に遊ぶことで、他の子がどうやって遊んでいるかを観察するようになり、遊び方が変わった気がします。
以前は興味のあるおもちゃを手にしては捨て、他の物を取るという繰り返しだったのですが、
最近は型はめパズルなど知育玩具などでも黙々と集中して遊べるようになり、
できたら自分からパチパチとして教えてくれるようになりました。
そうしたら私もめいいっぱい褒めるようにして、更に喜んで何度も見せてくれる息子がとても可愛いと思えるようになりました。
また食事の際に食べムラはあるし、飲み物を飲まないし、落ち着いて食べることができない息子でしたが、他の子と並んで椅子に座って食べることで、
ちゃんと座って食べなければならないんだなと悟ったのか、徐々にできるようになってきたと思います。
ママの変化
- より優しくなれる気がする。
- 保育士さんに様子を教えて貰うことで、客観的に息子を知ることができる。
- 保育園で習得してくることを微笑ましく感じられる。
- 自分の時間が持てるということが精神的安定につながった。
離れる時間を少し作ったことで、今までよりもより息子のことを愛おしく思うことができました。
自宅でずっと一緒に居るときは、「家事を今やらなきゃいけないのに、息子が泣いていて進まない・・・」と、本来大好きな息子を少しうっとおしく感じてしまうこともありましたが、息子にとってはただママに遊んでほしいだけなのですよね。
自分の時間にメリハリをつけることで、逆に家事を気にすることなく一緒に遊べる時間が増えて、お互いに精神的に安定するようになったと思います。
今でもちょっとだけ、「一緒にいられなくてごめんね・・・」と思うところがあるので、その分一緒に居られる時はたっぷり愛情表現をするようにしています。
また、「私には自由な時間が全くない!」
と思うことが精神的不安をもたらしていましたが、少しだけでも自由な時間が持てると思えることで、
だいぶ精神的に楽になりました。
カッとなってしまうことが少なくなったことが大きな収穫です。
専業主婦でも一時保育に預けていいと思う!
預けることは可哀想なことではない
預けるときは泣いてしまっていた息子ですが、
私が離れてから数分後にはケロッと新しい環境に馴染み、楽しそうに遊んでいてくれるようです。
お迎えに行く時はご機嫌そうな笑顔を見ることができ、安心しています。
他の子どもと交流する時間を持つことで、いくつかの子供の成長における化学反応が起こったように思います。
3歳までは子どもは母親と一緒に居なければならないという三歳神話が巷ではまだ健在のように思いますが、
親と離れる時間を少し持つことで、子どもにとっても良いことがあるし、
自宅や家庭以外の楽しい場所を知るということも大事だと思いました。
必ずしも育児をさぼっていると批判されることではない
最初は1日だけお試しで・・・と思って試してみた一時保育でしたが、
楽しそうに過ごしてくれると保育士さんに言われたことと、
息子にいい影響がありそうだと思ってから、週1回のペースで利用することにしました。
専業主婦なのに一時保育を利用するなんて、母業を放棄しているとか
さぼってプライベートを楽しんでいる、とか
色々批判されるかなと思って踏み出せなかった一時保育利用でしたが、
母親が明るくいつも笑顔でいることが、子どもにとって一番の幸せだと思い、
今は悪いことだとは思っていません。
自分の時間を少し設けさせていただくことで、その間にこの育児ブログを運営したり、
息子用のご飯を作り置きしたり、手を省きがちだったお家の掃除をしっかりしたり。
やりたくてもできなくて、ストレスに感じていたことを発揮できる時間として、とても有意義な時間を過ごしています。
ママが生き生きすることで、一緒に居ない時間を埋められるほど愛情に還元していければなと思っています。
保育園に預けられないママ&専業主婦の方へ
ちなみに私たちが住んでいる区は横浜市の中でもかなりの保育園の激戦区で、
在宅勤務として申請した保育園はあっさり落ちてしまいました。
区役所の方によると、毎年500名ほどの枠を増やしているにもかかわらず、
毎年落ちてしまう子どもが増え続けているとのことで、ママたちにとってはなかなかシビアな問題です。
私の周りのお友達も、0歳児のかなり早い時期から保育園活動を始めていて大変そうでした。
他の区でも泣く泣く復帰を諦めたり、専業主婦へ転向する方もいるでしょう。
子どもとずっと二人っきりなことに幸せを感じる方ももちろん多くいらっしゃると思います。
でも疲れてしまったときは、たまには一時保育に頼ってみても良いと思います。
迷ってしまってなかなか利用できないママたちに、少しでも参考になればと思います。
適度に自分の時間を作って、せっかくの子育てを楽しいものにしましょう!
追記:一時保育を利用して半年経ちました。
だいたい週に1回のペースで一時保育を利用して約半年が経過しました。
最初は朝と夕方の送迎の度に泣いていた息子でしたが、
しばらくすると、送迎時にもほぼ泣くことが無くなり、逆に私に笑顔でバイバイしてくれるようになりました。
保育園に着いても自分の足でお部屋まで入っていって、ひとりでにおもちゃで遊び始めています。
そうなると親は勝手なもので、「行かないで~」と泣き疲れていた頃を思い出しちょっぴり寂しくもなるのですが、
大きく成長したんだなぁということはとても嬉しく思います。
息子も家庭以外で大人に優しくしてもらえる、安心して遊べる環境を見つけ楽しそうです。
ずっと一緒にいるということも大切なことだと思いますが、私たちにはこの選択があってよかったなと思いました。