【旅の計画をする前に絶対読んで欲しい!】新幹線での幼児との過ごし方をご紹介します。
元旅行会社勤務の私が2歳の息子との新幹線移動を乗り切った方法とおすすめの座席の選び方を解説します。
新幹線移動を伴う旅行に幼児を連れて行く場合、できるだけ周りに迷惑をかけないよう子供を飽きさせない工夫が必要です。
そこでフライトや座席のベストな選び方、機内で役立つアイテムなど、実際に新幹線移動を経験して感じたことや秘策をご紹介したいと思います。
もくじ
新幹線での幼児との過ごし方に不安あり!どう乗り切る⁈
子どもが小さいうちの公共交通機関での移動は、親としては不安がつきものです。
特に新幹線という非日常な空間の中では、子どもが大人しくしていてくれるか、その不安はさらに大きいものになります。
私も子どもが産まれる前はそうだったと思いますが、できるだけ新幹線内ではゆったり過ごしたいと思って搭乗している方が多いはず。
特に出張などで新幹線を利用している忙しいビジネスマンたちが多いと、気を使ってしまいます。
そんな中、我が子が大騒ぎしてしまったり、大泣きしてしまって大声でうるさくしてしまったり、前の席をバンバン叩いてしまって迷惑をかけてしまったり・・・
親としてはかなり肩身の狭くなる思いをすることになるでしょう。
親の都合にはなってしまいますが、できるだけ車内では大人しく過ごしてもらいたいもの。
子どもにストレスを与えず、ご機嫌で過ごしてもらうための工夫を、これまでの子連れ移動の経験をもとに編み出しましたので、ご紹介したいと思います。
子連れの場合は新幹線の乗車時間を正しく選択する
子連れで新幹線を利用する際は、乗車時間を正しく選択できるかどうかが一番重要になってきます。
行き先にもよりますが、新幹線は飛行機に比べると1日何本も同じ路線が通っているので、子どもにとっても親にとっても負担がない時間帯の新幹線を選ぶに越したことはありません。
新幹線移動は日中の時間がベスト!
子どもを新幹線に乗せる時は日中がお勧めです。
しかも朝早すぎず、午後遅すぎないお昼の時間帯を含む時間帯です。
朝早すぎると出張などに出かけるビジネスマンが多く乗車率も高いし、朝は皆ピリピリしていることが多いので笑、子どもが騒いでしまって迷惑を掛けてしまうかも・・・という心配があります。
逆に遅すぎてしまうと、目的地に到着する時間も遅くなってしまうので、子どもが眠くなってしまって愚図る場合もありますし、今度は出張する人たちの帰宅ラッシュの時間に重なってしまいます。
できるだけ乗車率の少ない、できれば平日のお昼頃の時間帯を選ぶことをお勧めします。
子どもがご機嫌で過ごせるのが今は第一です。
お昼に移動すると、移動日はほぼ観光することもできず多少時間がもったいないなぁと思いますが、余裕のあるスケジューリングをすることをお勧めします。
お昼寝の時間を当て込む
一番理想的なのは、お昼寝をする月齢の子どもの場合には、お昼寝時間が上手く移動時間に重なるように選択することです。
息子の場合はまだお昼頃に1~2時間ほどお昼寝をするので、車内で眠ってくれると親としてもゆっくりできるし、子どもとしても退屈な時間が短縮できて良いことばかりです。
新幹線では適度な揺れも加わって、タイミングよく入眠してくれれば2時間以上ぐっすり寝ていたということもありましたよ。
2歳未満だと座席を利用しないことも多いので、寝ている間は基本的に抱っこか両親の膝の上になると思います。
寝ている間ずっと抱っこしているのも親としては疲れるかと思いますが、子どもが騒いで周りに迷惑を掛けないかハラハラしている時間よりもはるかに楽なのです。
東海道新幹線で子連れにお勧めの座席とは!?
新幹線の予約は、乗車予定日の1ヶ月前の朝10時から一斉に販売されます。
短距離の移動であれば、空いている時間帯を狙って自由席を利用するのもありですが、慣れないうちの子連れ移動の場合には、できるだけ指定席をあらかじめ予約しておくことをお勧めします。
赤ちゃんを連れていく場合、幼児を連れていく場合、子連れにおすすめな穴場車両についてご紹介していきます。
赤ちゃんと乗車する場合
東海道新幹線のぞみを子連れで利用する場合、人気が高い座席は11号車の12・13番AB-DEとなります。
望みの場合、通常座席は3列ー2列になっていますが、12・13番列の場合は車いす用のスペースがあるため座席が1席分少なく、ベビーカーなどを置いておくことができます。
ベビーカーもそうですが、子連れの場合にはママバッグなど荷物が大量になりますよね。
新幹線でベビーカーを畳まなくてそのまま置けるというのはかなりのアドバンテージとなります。
また多目的室がデッキ部分にあり、授乳をしたり飽きた子どもを多少遊ばせたりできるスペースがありますので、それを狙った子連れ客が集まりやすいエリアでもあります。
子連れ移動の場合、同じような状況の人が集まると、なんとも安心感がありますよね。
それに子どもは他の子どもに反応して大人しくなってくれたりもしますので、一石二鳥です。
- ただし、多目的室は車掌さんに断ってからではないと利用できないので、授乳などが必要な場合には、早めに車掌さんが通るタイミングで声を掛けておく必要があります。
- 人気の車両のため、事前予約をしても多くの場合埋まっている場合があります。早めに予約をしておかないと、希望の時間の新幹線を利用できないことも・・・
幼児と乗車する場合
2歳ごろになり自由に動き回れるようになると、座席に座ってじっとしておくということが苦手な子も多いです。
我が子の場合も、何もかも珍しいのか、目の前のテーブルを開けたり閉めたり、床に座り込んだりとまぁ、毎回大騒ぎです。
そうなると前の座席を蹴ったり揺らしてしまって、前の方にストレスを与えかねません。
前の方に迷惑を掛けないという点では、進行方向に向かって1番前の席を予約することをお勧めします。
万が一埋まってしまった場合には、進行方向と逆にはなってしまいますが、一番後ろの座席をひっくり返して壁側を向くという手もあります。
A~CまたはD~Eなど、親がその列の座席をあらかじめ予約していて、貸し切り状態で使える場合に限りますが・・・
のぞみの場合は16号車がおすすめ!
私がいつも利用しているのは、一番後ろの車両になる16号車です。
多目的室に近い11号車や12号車はいつも売り切れてしまっていますし、階段やエレベーターにもアクセスしやすい車両なので、とても乗車率が高いのです。
しかし16号車の場合は一番離れていますし、乗車するのに結構歩かなくてはいけません。
忙しいビジネスマンたちはこの車両を好んで利用しないので、繁忙期を除いては比較的空いている車両になります。
それに一番後ろの座席を利用できれば、ベビーカーやスーツケースをそのまま座席と壁の間に収納しておくことができるので、非常に便利です。
何より一番気に入っているポイントは、16号車の15列の隣のデッキ部分は、ほとんどの場合人が通りません、
わざわざ階段やエレベーターから一番遠い出口を好んで降りるという人もいないですし、車掌さんや車内販売の方がたまに通るだけなので、子どもを多少歩かせたり、抱っこしておいても迷惑がかからないということで、親としてはとても心落ち着く場所です。
子連れ新幹線!車内に絶対に持っていきたいアイテムは⁈
つぎに、機内に持っていくと便利なアイテムをご紹介します。
ただえさえ退屈な長時間移動。しかも動けない。子どもはストレスが溜まります。
できるだけ子どもに楽しく機内で過ごしてもらえるような環境を親が作ってあげましょう。
お菓子・飲み物
長時間の移動で退屈して不機嫌になってしまうことが多い子ども。
大好きなお菓子を食べている時は、意外と集中して大人しくしてくれているものです。
私は小さめなボーロやせんべいなどをあげるようにしています。
自分で袋から出して食べてくれますし、一粒が小さいものが沢山入っているので、時間をかけて食べてくれます。
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トンネルなどで途中に耳が痛くなってしまった場合でも、唾液が出ることにより耳抜きができますので、お菓子があると案外便利ですよ。
シールブック
新幹線内で長い間楽しめる手軽な遊びと言えば、シールブック遊びです。
子どもが大好きなものが描かれているシールがいいでしょう。
私はいつも動物や乗り物など、息子のテンションが上がるような新しいシールブックを用意しておきます。
大切なことは、車内に入るまで出さないということです。
目新しいシールブックに、きっと夢中になってくれることでしょう。
シールブックなら薄いので、車内に持ち込んでもかさばらない優秀アイテムです。
絵本
シールブック同様に、新しい絵本を1・2冊用意しておきましょう。
初めて目にする絵本に、きっと集中してくれることでしょう。
1歳などある程度成長した子どもには、少しストーリー性のある物語絵本をおすすめします。
絵を見せるタイプのものよりも、より集中して聞いてくれます。
ゆうきのはなとアンパンマン (アンパンマンアニメギャラリー) [ やなせたかし ]
または、子どもの興味を引く絵がたくさん描いてある絵本もお勧めです。
物の名前が分かってきた子どもなら、「○○はどこ?!」と話しながらあてっこできる絵本も良いですよね。
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上着
車内は冷えている場合が多いので、夏場の移動でも忘れずに子供の上着を持っていきましょう。
特にお昼寝をしている間など、上着をかけてあげると体温が奪われなくて安心です。
抱っこ紐
2歳未満の子どもの場合には、抱っこ紐も必須と言えます。
子どもが退屈で愚図ってしまった場合には、抱っこ紐があれば車内でお散歩ができます。
抱っこ紐無しで歩かせると、あっちこっち行ってしまって他の乗客に迷惑をかけることもありますので注意です。
それに抱っこされることで安心して、そのまま入眠・・・ということもありますよ。
寝ている時に抱っこ紐があれば、親としても両手が使えるので便利です。
息子はデッキで抱っこしながら、窓から見える風景をぼーっつと見つめながらそのまま寝ています。
授乳ケープなど
新幹線でトンネルを通っている間など、気圧の変化が起きるときに耳が痛くなることがあります。
まだ月齢が低い場合には、途中の耳抜きのためにも授乳をしてあげると良いのですが、
その際に授乳ケープがあれば、他の乗客の目を気にすることも無くなります。
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オフライン利用できるデバイス
まだ小さい子どもの場合には暇を持て余してぐずってしまうこともあります。
その際に、オフラインで見られる動画や子ども向けのアプリなどを事前にダウンロードしておけば、子どもも集中してくれるので、静かな時間を作れます。
もちろん、移動中に充電が切れてしまわないようにフル充電をしておきましょう。
もしくは最近の車両は充電ができるプラグがあることも多いので、充電器を携帯しておきましょう。
子ども用イヤホン
車内では他の乗客に迷惑になってしまうので、デバイスから音を出すことができません。
iPadやスマートフォンなどで動画、アプリを見せる場合にも無音だと嫌がる子どもでも、音があれば集中してくれることもあります。
大人用のイヤホンは大きくて子どもの耳にフィットせず、それが原因で不機嫌になってしまうこともあるので、できれば子ども用のイヤホンを用意してあげましょう。
車内での荷物は出来る限り減らしたいので、小さく畳めるタイプがお勧めです。
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新幹線での幼児との過ごし方まとめ
幼い子どもと一緒に新幹線移動をする際に、親の不安をできるだけ取り除くための工夫をご紹介しました。
せっかく楽しい家族旅行なのですから、不安ばかり抱えた旅行になるのは嫌ですよね。
事前の準備をしっかりして、出来る限り親子ともにストレスを感じない、楽しい旅行にしたいものです。
皆さんの新幹線移動を伴う旅行が、アクシデントの無い楽しいものになりますように。